【12月26日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の「第2段階」にあたる北朝鮮の核計画の申告について、外務省筋は26日、期限とされる年内の完了は期待できないと述べた。一方、すべての核計画に関する完全申告を求める日本政府の姿勢を再強調した。

 6か国協議の今年2月の合意では、北朝鮮には年内に、核施設の無能力化と核計画の完全申告が求められている。

 しかし、外交筋は楽観的だという。ある外務省高官は、年内という期限ではなく、北朝鮮が核計画を放棄する意志があるかどうか、もれなく正確に申告することのほうが重要だと語った。

 6か国協議の議長国であり北朝鮮の同盟国でもある中国は前日、年内という期限には完了しないとみられるが、北朝鮮は「大半の」作業を完了済みだと強調した。(c)AFP