【12月24日 AFP】2008年米大統領選の民主党の指名獲得争いの幕開けとなるアイオワ州(Iowa)の党員集会を1月3日に控え、支持率でヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員に肉薄するバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は23日、クリントン氏を「選挙を(夫のビル・クリントン(Bill Clinton)氏が2度にわたって勝利した)1990年代の大統領選挙時のように二極化しようとしている」と非難した。

 CBSニュースに出演したオバマ氏は、クリントン氏を「有能で意志が強固な上院議員」と評し、「1990年代の選挙の歴史が示すように、彼女が他政党を刺激しているのは確かだ」と語り、選挙における民主党と共和党の二極化傾向を指摘した。

 また、「われわれは新しいアイデアや考え方を示すことで、国民の政治への関心を喚起している」と、クリントン陣営に対する優位性を強調した。

 最新の世論調査では、これまでのクリントン氏の独走態勢に歯止めがかかっていることが示されている。(c)AFP/Jitendra Joshi