【12月23日 AFP】イスラエル政府が、2008年にパレスチナ自治領域内の占領地にある2か所の入植地の拡大を計画していることが、2者間の和平交渉を翌日に控えた23日、分かった。イスラエルの平和団体「ピースナウ(Peace Now)」が同日、明らかにした。

 ピースナウによると、イスラエル政府は08年度予算に、2500万ドル(約28億円)以上を計上し、ヨルダン川西岸(West Bank)のイスラエル占領地、マーレ・アドミム(Maale Adumim)入植地と東エルサレム(East Jerusalem)のHar Homa入植地に新たな住宅を建設する計画を打ち出した。

 パレスチナ側は、約7年間の中断後、米国で11月に再開された和平交渉に水を差すものだとしてこの動きを激しく非難した。(c)AFP/Charly Wegman