【12月21日 AFP】米議会は17日、2008会計年度の一括歳出法案(予算案)を可決したが、米政府によるパキスタンへの軍事援助に制限を設けたため、パキスタンの民主化要求戦略をめぐりジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権との間に亀裂が生じている。

 これは予算案に「テロとの戦い」の主要な同盟国パキスタンに対する米政府からの軍事援助が制限されたため。米政府は毎年、パキスタンに3億ドル(約340億円)を提供している。

 これまで米国からの援助資金の充当先はパキスタンの自由裁量に委ねられていたが、予算法案の可決により大部分がテロ対策への使用に限定される。

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