【12月20日 AFP】19日発売の米タイム(Time)誌の「今年の人」に選ばれたウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領が、同誌の取材で「米国はロシアを対等に扱っていない」と不満を表明した。

 モスクワ(Moscow)で行われたインタビューでプーチン大統領は「われわれは米国の友人でありたい」と話す一方、「米国が必要としているのは命令を聞いてくれる追従者であり、友人ではないという印象を受けることがある」と語った。

 またロシアに対する米国人の誤解について尋ねられた大統領は、「誤解があるとは思わない」とし、「一部の人々が、わが国の内政・外交に干渉するために有利なイメージを作り上げようとする意図的な試みだ」と強調。「だれもが(ロシア人は)少々未開だとか、樹上から降りてきたばかりでひげや髪の毛が泥だらけだなどと信じているのはそのためだ」と語った。(c)AFP