【12月19日 AFP】(写真追加)フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy、56)大統領は、元スーパーモデルで現在は歌手として活躍するカーラ・ブルーニ(Carla Bruni、38)さんとのロマンスに関する質問攻めを、いまのところ巧みに回避しているようだ。

■大統領本人は正面からコメントせず

 18日、南仏プロバンス(Provence)地方カマルグ(Camargue)の自然公園を視察に訪れたサルコジ大統領は、同行した記者から「『環境』といえば、大統領の個人的な『環境』にも変化があったのでは」と質問されたが、小枝につまずき質問には答えずじまいだった。

 その後も、地元市役所訪問後の記者会見で、記者らに再び「ブルーニさんとの関係をめぐるメディアの騒動を不快に感じるか」と質問され、サルコジ大統領は「このわたしにメディアについてコメントしろというのか」と切り返した。しかし、記者から同じ質問を繰り返されると「不快ではない」と短く答えて会見場をあとにした。

■報道加熱、憶測が憶測を呼ぶ

 サルコジ大統領の意思とは関係なく、前日に続いて18日も仏各紙の見出しを飾ったのは、サルコジ大統領とイタリアのタイヤメーカーの富豪実業家を父に持つ黒髪の美女、ブルーニさんとの「おとぎ話」のようなラブストーリーだった。

 二人は前週末、パリ(Paris)近郊のディズニーランド(Disneyland)でデートしており、このときに隠し撮りされた複数の写真が、芸能誌など3誌の最新号に掲載された。また、前夫人のセシリアさんとの離婚からまだ2か月しか経っていないことから、大統領府が二人の仲を公にしようと意図していると解説する雑誌もある。

 ディズニーランドでの二人の写真について、大統領府はコメントを避けている。

■ゴールイン間近?

 イタリアのLa Stampa紙はブルーニさんの母親の話として、同大統領がブルーニさんに求婚したと報じた。

 また仏Progres de Lyon紙は「美と名声を兼ね備えた新たな大統領夫人が近々誕生するだろう」との予測を掲載している。

(c)AFP