コソボ自治州の独立問題をめぐり、ロシアが西側諸国に警告
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【12月18日 AFP】ロシアは17日、セルビア南部コソボ(Kosovo)自治州が西側諸国の支援を受け、一方的に独立を宣言すれば「統制不可能な危機」に陥る可能性があるとの警告を発した。同州の独立問題については19日、国連安全保障理事会(UN Security Council)が最終的な協議を行う予定となっている。
ロシア外務省は、同自治州の独立への動きを容認する数か国の「甘い」姿勢は、情勢安定に向けて「深刻な負の結果」をもたらす恐れがあると警告する声明を発表し、独立に真っ向から反対する意向を示した。
同省は声明の中で、「国際法が維持されなければ、状況は統制不可能な危機に陥る恐れがある」とし、コソボ自治州の最終地位についての決定は国連安保理の協議でのみ下されるべきだと述べた。
欧州連合(EU)、米国、ロシアの仲介により、合計で18か月間にわたって行われてきた同州の最終地位をめぐる当事者間の交渉は、決裂したまま10日に期限切れを迎えている。
ロシアの後ろ盾を受けるセルビアは交渉の続行を求め、独立に強硬に反対しているが、コソボ自治州の多数派であるアルバニア系の指導者らは数週間以内にも一方的な独立宣言を行うことを示唆しており、欧州主要国と米国も承認する方向で動いている。(c)AFP/Dario Thuburn
ロシア外務省は、同自治州の独立への動きを容認する数か国の「甘い」姿勢は、情勢安定に向けて「深刻な負の結果」をもたらす恐れがあると警告する声明を発表し、独立に真っ向から反対する意向を示した。
同省は声明の中で、「国際法が維持されなければ、状況は統制不可能な危機に陥る恐れがある」とし、コソボ自治州の最終地位についての決定は国連安保理の協議でのみ下されるべきだと述べた。
欧州連合(EU)、米国、ロシアの仲介により、合計で18か月間にわたって行われてきた同州の最終地位をめぐる当事者間の交渉は、決裂したまま10日に期限切れを迎えている。
ロシアの後ろ盾を受けるセルビアは交渉の続行を求め、独立に強硬に反対しているが、コソボ自治州の多数派であるアルバニア系の指導者らは数週間以内にも一方的な独立宣言を行うことを示唆しており、欧州主要国と米国も承認する方向で動いている。(c)AFP/Dario Thuburn