【12月13日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の米国首席代表、クリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は12日、北朝鮮による核計画の完全申告は「年末ごろになる」との見通しを示した。

 ヒル国務次官補は同日、米上院外交委員会で「年末ごろにも完全な核計画の申告がなされるよう期待している」と述べた。ある米政府高官によると、米政府は目前に迫る12月31日の核計画申告と核施設の無能力化の期限を前に、北朝鮮と協議を行う見通しだという。

 6か国協議の議長を務める中国が、北朝鮮の核廃棄プロセスを協議するため代表団の平壌(Pyongyang)派遣を準備中であることから、核計画の申告期限を北朝鮮が履行するのではとの慎重ながらも楽観的な見方が浮上している。

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