サルコジ仏大統領、戦争の危険性を警告
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【12月13日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は、13日発売予定の「Le Nouvel Observateur」誌のインタビューで、「イスラエルがイランの核開発を安全保障上の問題であると真剣に考えているならば、戦争勃発の危険がある」と警告した。
サルコジ大統領はまた、イランが国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)への協力を強化するならば、民生用核開発の協力を協議するためイランを訪問する用意があるとも述べ、「この件については米国、イスラエルから信頼を得ている」とした。
サルコジ大統領は「アメリカが軍事介入する危険性よりも、むしろイスラエルが安全を脅かされていると本気で考えていることが問題なのだ」と指摘した。
イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領がユダヤ人国家を地図上から消し去ると繰り返し発言したことで、イスラエルはイランを最大の敵国とみなしている。
サルコジ大統領は「戦争の危険性は存在する」と警告した上で「戦争には決して賛成しない」と主張した。(c)AFP