【12月4日 AFP】ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相とベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相は3日夜、2008年1月8日に予定されている総選挙のボイコットをめぐる協議を行った。

 シャリフ元首相は東部ラホール(Lahore)から空路でイスラマバード(Islamabad)入りし、ブット元首相の自宅に到着したが、詰め掛けたメディアの取材には応えなかった。

 協議に先立ち、ブット元首相率いるパキスタン人民党(Pakistan People’s PartyPPP)議会派の広報担当Farhatullah Babar氏は「両氏は来る選挙をボイコットするかどうか協議する」と語っていた。

 11月25日に亡命先のサウジアラビアから帰国して以来、シャリフ元首相がかつてのライバルと会見するのは今回が初めて。

 数時間前にはパキスタンの選挙管理委員会がシャリフ元首相の犯罪歴を理由に同氏の立候補を禁止する措置を発表したばかり。これに対しシャリフ元首相は政略的な攻撃であるとして非難している。(c)AFP