【11月29日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、下院選挙を12月2日に控えた28日、国際社会に対し内政干渉しないよう警告した。

 各国外交官をクレムリン(Kremlin)に集めて会合を開いたプーチン大統領は「ロシアは民主的発展を維持する」と明言し、「われわれは発展を維持するため、あらゆる手を尽くして国内の騒動からロシアを守ってきた。このプロセスが外部から修正されることは許されない」と警告した。

 プーチン大統領は前週にも、野党勢力を欧米にたかる「イヌ」とこき下ろしていた。

 だがプーチン政権は野党を弾圧しているとして非難を浴びており、与党統一ロシア(United Russia)が3分の2以上の議席を獲得すると予想されていた4日後の選挙は、プーチン大統領本人の行く末とともに、次第にかげりが見え始めている。

 また、28日には2008年3月2日に予定されている次期大統領選の選挙戦が公式にスタートした。(c)AFP/Sebastian Smith