【11月27日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議に参加している日米韓露中5か国の代表団は27日午後、寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)にある核施設の無能力化作業の進ちょく状況を確認するため、平壌(Pyongyang)に到着した。当局関係者が明らかにした。

 米国務省のソン・キム(Sung Kim)朝鮮部長は5か国代表団とともに経由地である中国の北京(Beijing)を発つ際、報道陣の質問に答え、「非常に前向きに考えている。(核施設の無能力化に向けて)進展しつつある」と語った。

 5か国代表団が無能力化作業の一環として揃って北朝鮮入りするのは、今回が初めて。代表団は3日間の日程で同国に滞在する。

 在中国米国大使館によれば、キム氏は3日間の滞在中、やはり無能力化作業の一環として10月初旬から交代で北朝鮮を出入りしている米国の専門家ら8人とも会談する見通し。(c)AFP