パキスタン、拘束者3400人を釈放、南部で報道関係者約140人を拘束
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【11月20日 AFP】パキスタン政府は20日、非常事態宣言で拘束した数千人を釈放すると発表した。また、総選挙を1月8日に実施することを明らかにした。
内務省報道官は、ここ2週間で拘束された人のうち約3400人がすでに釈放され、残りの2000人も近く釈放すると述べたが、正確な日付は明らかにしなかった。
11月3日にペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領が非常事態宣言を発令後、政府が弁護士、野党支持者、活動家などの拘束者の具体的な人数に言及するのは今回が初めて。
刑事罰に該当する「少数」は、釈放のためには保釈申請が必要だという。
一方、パキスタン南部にある最大都市カラチ(Karachi)では同日、報道関係者や人権活動家による抗議デモがあり、警察が強制排除に当たった。目撃者などによると約140人が拘束された。頭から血を流している人もいたという。
非常事態宣言発令後の急激な報道規制に抗議するため、約200人が記者クラブの外でデモ行進を開始し、報道の自由を訴えながらバリケードを排除して州知事の公邸に向かおうとするところを、警察が警棒などで阻止した。
パキスタンでは主要民放2局の放送が禁止されており、報道関係者がこれに抗議し複数の都市でデモを行っている。
ムシャラフ大統領は同日、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdul-Aziz)国王と会談するために同国に向かった。国外追放で同国に滞在中のナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)パキスタン元首相と面会する予定はないという。(c)AFP
内務省報道官は、ここ2週間で拘束された人のうち約3400人がすでに釈放され、残りの2000人も近く釈放すると述べたが、正確な日付は明らかにしなかった。
11月3日にペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領が非常事態宣言を発令後、政府が弁護士、野党支持者、活動家などの拘束者の具体的な人数に言及するのは今回が初めて。
刑事罰に該当する「少数」は、釈放のためには保釈申請が必要だという。
一方、パキスタン南部にある最大都市カラチ(Karachi)では同日、報道関係者や人権活動家による抗議デモがあり、警察が強制排除に当たった。目撃者などによると約140人が拘束された。頭から血を流している人もいたという。
非常事態宣言発令後の急激な報道規制に抗議するため、約200人が記者クラブの外でデモ行進を開始し、報道の自由を訴えながらバリケードを排除して州知事の公邸に向かおうとするところを、警察が警棒などで阻止した。
パキスタンでは主要民放2局の放送が禁止されており、報道関係者がこれに抗議し複数の都市でデモを行っている。
ムシャラフ大統領は同日、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdul-Aziz)国王と会談するために同国に向かった。国外追放で同国に滞在中のナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)パキスタン元首相と面会する予定はないという。(c)AFP