【11月20日 AFP】イスラエル政府は19日、米国が主催する中東和平国際会議に先立ち、占領地のヨルダン川西岸(West Bank)における入植地拡大の凍結および収監中のパレスチナ人を釈放することを明らかにした。

 また同日、イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相とマフムード・アッバス(Mahmoud Abbas)パレスチナ自治政府議長は、同国際会議の土台となる共同声明の作成をめぐる意見の相違を解決するため会談を行った。

 会談に先立ち、イスラエル政府はアッバス議長への善意の証しとして、収監中のパレスチナ人約450人の釈放を閣議決定していた。

 またオルメルト首相は、2003年に受諾して以来ほぼ休止状態となっているパレスチナ和平案(ロードマップ)に従い、入植活動を停止することも表明した。(c)AFP/Ron Bousso