【11月19日 AFP】福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は訪米中に米CNNのインタビューに応じ、北朝鮮が独立国として生き残りたいと思うなら核兵器を放棄すべきだと述べた。インタビューは通訳を介して行われたもので、首相がワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪れた16日に収録され、18日に放送された。

 福田首相は、「経済的自立を考えた場合、日本の経済的協力も必要」として、拉致問題の解決の必要性を強調。また、さまざまな見方があると断った上で、日本側の見方としては、北朝鮮が近隣諸国の脅威となっている点で独立国とはみなし難いとの考えを示した。

 さらに北朝鮮と日本など自由主義国家との体制の違いを挙げ、経済的にも北朝鮮は完全なる独立国とは言えないと思うと述べ、このままでは北朝鮮はいずれ何らかの形で衰退し、ついには消滅に至るかもしれない、とする内容の発言を行った。(c)AFP