【11月15日 AFP】ミャンマーを訪問している国連(UN)人権理事会のパウロ・セルジオ・ピネイロ(Paulo Sergio Pinheiro)特別報告者は14日、自宅軟禁下にある民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんとの連絡調整を担当するアウン・チー(Aung Kyi)副労働相と会談した。

 当局者は、ピネイロ氏がアウン・チー副労働相と会談したことは明らかにしたが、会談の内容については明らかにされなかった。

 一方、国連安全保障理事会(UN Security Council)は、ミャンマー軍事政権に対し民主化勢力との対話をさらに進めるよう求めた。

 安保理議長を務めるインドネシアのマルティ・ナタレガワ(Marty Natalegawa)国連大使によると、国連安保理は軍政による最近の前向きな対応は歓迎するが、多くの収監者がいまだに拘束されたままで、さらに新たな拘束者も出ていることに対し懸念を示したという。

 ピネイロ氏の今回の任務は、ミャンマー軍事政権による民主化デモの武力鎮圧での正確な死者数や拘束者数についての調査だが、一方でミャンマーの警察当局は民主化活動家の拘束を続けている。(c)AFP