【11月10日 AFP】8日に米下院で台湾の国連加盟を支持する法案が提出されたことについて、台湾の外務省は10日、感謝の意を表した。

 この法案は8日、スコット・ギャレット(Scott Garrett)議員(ニュージャージー州選出・共和党)ら共和党議員18人と民主党議員1人が下院の外交委員会に提出した。19人中18人がジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の共和党議員で、中国の怒りを招きかねない。

 外務省広報官は「われわれは『台湾』の国名での国連加盟を目指しており、米議員の支持は感謝する。(ブッシュ)政権に彼らの声が届くことを願っている」と語った。

 これに先立ち、米国の台湾代表部に当たる米国在台協会台北事務所長は9日、「台湾」名での国連加盟についての住民投票の実施に反対する米政府の意思を改めて表明していた。

 正式名称を「中華民国」という台湾は、1971年に国連から追放された。「台湾」名での国連加盟は同国を自国の一部と考える中国政府に阻まれている。(c)AFP