ヤンゴン市民、事態打開にかすかな期待 スー・チーさんと軍政高官らとの会談を受け
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【11月10日 AFP】自宅軟禁中のミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんが野党幹部との会談に続き、軍事政権幹部とも会談したことで、最大都市ヤンゴン(Yangon)では事態が打開することへの希望が生まれつつある。
スー・チーさんは8日、国連(UN)特使のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)事務総長特別顧問を通じて声明を発表し、軍事政権と協力する用意があるとし、軍政との対話実現を目指す姿勢を明らかにしている。
9日にはおよそ3年ぶりにスー・チーさんと国民民主連盟(National League for Democracy、NLD)幹部との会談が実現。その後軍政のアウン・チー(Aung Kyi)労相兼連絡担当相とも会談した。
NLDによると、会談後スー・チーさんは軍政との対話を楽観視していると語り、「癒しの過程」が始まっているとの見方を示した。
8月に始まった大規模反政府運動の中心地だったヤンゴンでも楽観視する人が増え、軍政がスー・チーさんの対話の申し出を受け入れるのではないかとの希望的観測も出始めた。
ある男性(40)は「軍政を対話路線に追い込むには戦略だ。申し出を受け入れない場合は、軍政側の責任が問われることになる」と語る。
別の人は「ザ・レディー」として知られているスー・チーさんは、今でも国内で幅広い支持を得ているとし「そのことは政府も分かっている。もし選挙が行われたらまた彼女が勝つだろう」と語った。(c)AFP/Mony Chris
スー・チーさんは8日、国連(UN)特使のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)事務総長特別顧問を通じて声明を発表し、軍事政権と協力する用意があるとし、軍政との対話実現を目指す姿勢を明らかにしている。
9日にはおよそ3年ぶりにスー・チーさんと国民民主連盟(National League for Democracy、NLD)幹部との会談が実現。その後軍政のアウン・チー(Aung Kyi)労相兼連絡担当相とも会談した。
NLDによると、会談後スー・チーさんは軍政との対話を楽観視していると語り、「癒しの過程」が始まっているとの見方を示した。
8月に始まった大規模反政府運動の中心地だったヤンゴンでも楽観視する人が増え、軍政がスー・チーさんの対話の申し出を受け入れるのではないかとの希望的観測も出始めた。
ある男性(40)は「軍政を対話路線に追い込むには戦略だ。申し出を受け入れない場合は、軍政側の責任が問われることになる」と語る。
別の人は「ザ・レディー」として知られているスー・チーさんは、今でも国内で幅広い支持を得ているとし「そのことは政府も分かっている。もし選挙が行われたらまた彼女が勝つだろう」と語った。(c)AFP/Mony Chris