【10月31日 AFP】国連総会(UN General Assembly)で30日、45年におよぶ米国の対キューバ禁輸制裁解除を求める決議案の採決が行われ、国連加盟国192か国中、賛成184、反対4、棄権1の圧倒的多数で可決された。この決議案の採決は、今年で16回目となる。

 決議案は、全加盟国に対し、国連憲章および国際法で示されている義務に基づき、(米政府による禁輸措置のような)法の発令または措置の適用を差し控えるよう再度要求している。

 今回の採決も前年と同様、米国、イスラエル、パラオ、マーシャル諸島が反対し、ミクロネシアが棄権した。

 これに先立ち、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は前週、対キューバ経済制裁を現行のまま維持する方針を表明している。(c)AFP