【10月23日 AFP】2008年米大統領選の民主党最有力候補、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員が、不人気投票でも1位であることが、米調査会社の調べでわかった。

 米調査会社ゾグビー(Zogby)が、11日から15日の5日間、9718人を対象に共和党および民主党両党の大統領選有力候補への投票意志を問うインターネット調査を実施したところ、回答者の半数にあたる50%が、クリントン候補には投票しないと答えた。3月の調査時の46%よりも、さらに「投票拒否率」を伸ばしたかたちだ。

 同候補に投票しないと答えた回答者らは、「クリントン候補が選挙活動で何を訴えようと勝手だが、同候補を支持することは絶対にありえない」などと説明しているという。

 弁護士、米大統領夫人を経て、史上初の女性大統領をめざすクリントン候補に対しては、特に年配回答者の反応が冷たい。66歳以上の回答者の59%がクリントン候補には絶対に投票しないと答えた。

 これに対し、クリントン候補の民主党内最大のライバル、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員への「投票拒否率」は37%だった。

 一方、共和党候補のなかでは、ルドルフ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)前ニューヨーク(New York)市長が「投票拒否率」43%でトップ。これに42%の僅差でミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事が続く。(c)AFP