トルコ国防相、トルコ兵拘束を否定
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【10月22日 AFP】トルコのメフメト・ベジディ・ギョニュル(Minister Vecdi Gonul)国防相は21日、ウクライナのキエフ(Kiev)でロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官と会談後、記者団に対し、クルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers’ Party、PKK)の拠点であるイラク北部への越境攻撃の計画について、「早期に実行する予定はない」と言明した。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は同日、イラクと国境を接するトルコ南東部で起きた、トルコ軍兵士12人とPKK戦闘員23人が死亡した武力衝突を受けて、PKKに対するイラク北部への越境攻撃を発令する準備ができていると説明していた。
また、ギョニュル国防相は、PKK側が主張しているトルコ軍兵士の拘束についても言及し、「(トルコ兵の)人質はいない」と否定した。PKK側は21日、イラク国境付近で起きた武力衝突でトルコ軍の兵士数人を拘束したと主張していた。(c)AFP