シリア大統領が警鐘、「イラク分裂は中東の新たな流血事態招く」
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【10月19日 AFP】トルコを訪問中のバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領は19日、イスタンブール(Istanbul)で記者会見し、イラクが分裂する事態となれば中東地域の「新たな流血の火だね」になりかねないと警告した。トルコの日刊紙Radikalが同日伝えた。
このなかでアサド大統領は、イラクの分裂を「中東地域を吹き飛ばす爆弾」と表現し、「イラク国家の統一維持は必須との点で、シリア、トルコ両政府の見解は一致した」と語った。
両国は自国のクルド人勢力に影響を及ぼす恐れがあるとして、イラク国内のクルド人の分離独立の動きに対し、ともに反対姿勢を示してきた。
さらに、トルコ国会は17日、トルコと国境を接するイラク北部を拠点とするクルド人武装勢力「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」の掃討を目的に、1年を期限として越境軍事行動を認める法案を可決した。
これについてアサド大統領は前日、首都アンカラ(Ankara)で行われたトルコ政府閣僚との会談後の記者会見で、「テロとの戦いにおけるトルコの正当な権利だ」として、越境軍事行動への支持を表明した。(c)AFP
このなかでアサド大統領は、イラクの分裂を「中東地域を吹き飛ばす爆弾」と表現し、「イラク国家の統一維持は必須との点で、シリア、トルコ両政府の見解は一致した」と語った。
両国は自国のクルド人勢力に影響を及ぼす恐れがあるとして、イラク国内のクルド人の分離独立の動きに対し、ともに反対姿勢を示してきた。
さらに、トルコ国会は17日、トルコと国境を接するイラク北部を拠点とするクルド人武装勢力「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」の掃討を目的に、1年を期限として越境軍事行動を認める法案を可決した。
これについてアサド大統領は前日、首都アンカラ(Ankara)で行われたトルコ政府閣僚との会談後の記者会見で、「テロとの戦いにおけるトルコの正当な権利だ」として、越境軍事行動への支持を表明した。(c)AFP