バスク地方の分離独立派が非難、幹部逮捕は「宣戦布告」
このニュースをシェア
【10月7日 AFP】スペイン警察当局によるバスク(Basque)地方の反政府組織「バスク祖国と自由(ETA)」の政治部門バタスナ(Batasuna)幹部らの拘束について、同組織の指導部は6日、「政府による宣戦布告だ」と非難する声明を発表した。
スペイン北部の港湾都市サンセバスチャン(San Sebastian)で記者会見したバタスナ幹部のPernando Barrena氏は、今回の拘束について「バスク独立運動の阻止を目的とした総選挙対策の一環だ」と非難。「当局の取り締まり圧力に屈しない」姿勢を強調した。来年3月に実施予定の総選挙では「バスク問題」も主要な争点の1つになるものとみられている。
地元警察によると、バタスナ幹部拘束後の6日、現地ではETAを支持する若者らとみられるグループが郵便局を放火するなど、暴力事件が散発的に発生している。
スペイン警察当局は4日、バスク地方の町Seguraで会合中のバタスナ幹部ら19人を拘束、うち2人はフランス国籍だった。(c)AFP
スペイン北部の港湾都市サンセバスチャン(San Sebastian)で記者会見したバタスナ幹部のPernando Barrena氏は、今回の拘束について「バスク独立運動の阻止を目的とした総選挙対策の一環だ」と非難。「当局の取り締まり圧力に屈しない」姿勢を強調した。来年3月に実施予定の総選挙では「バスク問題」も主要な争点の1つになるものとみられている。
地元警察によると、バタスナ幹部拘束後の6日、現地ではETAを支持する若者らとみられるグループが郵便局を放火するなど、暴力事件が散発的に発生している。
スペイン警察当局は4日、バスク地方の町Seguraで会合中のバタスナ幹部ら19人を拘束、うち2人はフランス国籍だった。(c)AFP