【10月6日 AFP】(10月7日写真追加)ミャンマーの軍事政権によるデモ制圧を受け、6日世界各国で抗議活動が行われた。

■オセアニア各地で

 オーストラリアのシドニー(Sydney)では、オペラハウス(Opera House)前に数百人が終結、メルボルン(Melbourne)では、赤字で「流血を止めよ」と書かれた横断幕を掲げ、約1000人が行進した。また、ブリスベベーン(Brisbane)やパース(Perth)でも集会が行われた。

 ニュージーランドではウェリントン(Wellington)の大通りに約500人がくり出したのをはじめ、各地で小規模なデモが行われ、ミャンマーの民主化運動家への支持を表明した。

■アジアでもデモが

 タイのバンコク(Bangkok)にあるミャンマー大使館の前でも、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんの写真を掲げた数十人が「ビルマ(ミャンマー)を解放せよ」と声を上げた。インドではニューデリー(New Delhi)中心部にある戦争記念門でろうそくをともして集会が行われる予定となっている。

 また、シンガポールのミャンマー大使館の前では、野党議員と現地在住のミャンマー人による抗議活動が7日目を迎えた。

 アムネスティ・インターナショナル韓国によると、ソウル(Seoul)にあるミャンマー大使館前で7日、ミャンマーからの出稼ぎ移民を含めた約200人が、政治犯の釈放を求めてデモを行うという。

■欧米も支持を表明

 英国のロンドン(London)では、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相がミャンマー国民への支持を表明したほか、同地に国際事務所を構える国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)」は世界各国でのデモを宣言した。

 これに先立ち国連安全保障理事会(UN Security Council)では、米英仏3か国がミャンマーの軍事政権による「暴力的弾圧」を避難する声明案を配布、米国は制裁決議案提出の可能性も示唆している。(c)AFP