ブラックウオーター社の会長、米議会で証言
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【10月3日 AFP】米民間軍事会社ブラックウオーター(Blackwater)の創業者で会長のエリック・プリンス(Erik Prince)氏は2日、米議会で証言を行い、同社の要員が「カウボーイ」のように振る舞っていることを否定し、一般市民ら10人以上が死亡したバグダッド(Baghdad)での銃撃戦では、適切に行動したと語った。
米海軍特殊部隊SEAL出身の同氏は、これまで注目を浴びることを避けてきたが、米下院政府改革委員会で議員たちを前に、9月16日に起きた銃撃戦について「性急に判断が下されてきた」と語った。
プリンス氏は、用意した証言を読み「無実の人々の生命が失われたことは、明らかに悲劇だ」としながらも、「現在、われわれが把握している事実によると、ブラックウオーターの要員は銃撃戦当時、非常に混乱した現場で適切に行動した」と語った。
米政府と契約した営利企業の戦場での役割に関する議論と同社に対する一連の調査が行われる中、民主党は、米政府と10億ドル(約1150億円)の契約を結んでいるとされる同社を、裁判にかけようとしている。
政府のある報告書によると、イラクで外交関係者や要人の警護を請け負っている同社は、2005年以来200件近くの銃撃事件に関与し、それを隠ぺいしているという。(c)AFP/Stephen Collinson
米海軍特殊部隊SEAL出身の同氏は、これまで注目を浴びることを避けてきたが、米下院政府改革委員会で議員たちを前に、9月16日に起きた銃撃戦について「性急に判断が下されてきた」と語った。
プリンス氏は、用意した証言を読み「無実の人々の生命が失われたことは、明らかに悲劇だ」としながらも、「現在、われわれが把握している事実によると、ブラックウオーターの要員は銃撃戦当時、非常に混乱した現場で適切に行動した」と語った。
米政府と契約した営利企業の戦場での役割に関する議論と同社に対する一連の調査が行われる中、民主党は、米政府と10億ドル(約1150億円)の契約を結んでいるとされる同社を、裁判にかけようとしている。
政府のある報告書によると、イラクで外交関係者や要人の警護を請け負っている同社は、2005年以来200件近くの銃撃事件に関与し、それを隠ぺいしているという。(c)AFP/Stephen Collinson