【10月2日 AFP】ミャンマーのニャン・ウィン(Nyan Win)外相は1日、国連総会(UN General Assembly)で演説し、同国の反軍政デモに対する軍による武力鎮圧に関し、複数の大国から支援を受けた「政治的日和見主義者」の責任だと語った。

 同外相は「燃料価格の高騰に対する小規模な集会が政治的日和見主義者に利用されたので、状況が悪化した。この複数の大国に扇動されていた政治的日和見主義者が、僧侶のデモを計画、実施した」と語った。

 同外相は、治安部隊は「最大限の抑制」をしており、1か月近く介入しなかったと強調した。また、デモが統制がとれなくなり挑発的になったことで、当局は夜間外出禁止令を出さざるをえなくなったと説明、「現在、ミャンマーは正常に戻っている」と語った。

 ニャン・ウィン外相は、今回の反軍政デモを、ミャンマーに西洋型の民主主義を押しつける「新たな植民地主義者の企て」だと表現した。(c)AFP