【9月24日 AFP】(写真追加)ミャンマー最大の都市ヤンゴン(Yangon)で23日、僧侶が率いる反軍事政権デモに大量の群衆が加わり、1988年の民主化要求ゼネスト以来最大規模の参加者10万人以上に膨れあがった。

 大規模なデモは数万人ずつ二手に分かれ、国内最大の商業都市ヤンゴンを平和と慈悲のための祈りを唱えながら練り歩いた。

 デモ隊のひとつには3万人が参加、政権をつかさどる陸軍省の前をも含むヤンゴン中心部を通過した。軍部施設の中からは兵士らが外を眺めていたが、デモ隊に対する妨害はまったくなかった。

 もうひとつのデモ隊は10万人近くが参加して市内北部へ向かい、国内で最も重要とされる仏塔シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)を目指し、4車線道路いっぱいに広がって歩いた。

 行進は全長1キロにも達し、ヤンゴンの大通りの激しい交通を遮断した。(c)AFP