メルケル首相、ダライ・ラマの平和的活動を支持
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【9月24日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は23日、独首相として初めてチベット(Tibet)仏教最高指導者のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世と会談した。事前に中国からの強い抗議があったものの、会談を行った同首相は、ダライ・ラマが求めるチベット自治区の高度の自治権獲得を支持する姿勢をみせた。
会談後、メルケル首相の報道官は「首相はダライ・ラマに敬意を表し、チベットの文化的アイデンティティの保護、そして彼が行っている、宗教的自由とチベットの自治権を求める平和的な活動を支持することを表明した」と述べた。
会談は約1時間にわたって行われた。中国との摩擦が避けられないダライ・ラマとの会談をドイツの首相が受け入れたのはこれが初めてとなる。
独首相府は、ダライ・ラマが要求しているのはチベットの中国からの独立ではなく、高度の自治だと指摘。チベット自治区は1950年に中国人民解放軍が「解放」して以来、中国領になっている。
会談の中でダライ・ラマは、チベット仏教最高指導者としての自身の役割や、約50年前に亡命してからの活動などについてメルケル首相に語ったという。(c)AFP/Emsie Ferreira
会談後、メルケル首相の報道官は「首相はダライ・ラマに敬意を表し、チベットの文化的アイデンティティの保護、そして彼が行っている、宗教的自由とチベットの自治権を求める平和的な活動を支持することを表明した」と述べた。
会談は約1時間にわたって行われた。中国との摩擦が避けられないダライ・ラマとの会談をドイツの首相が受け入れたのはこれが初めてとなる。
独首相府は、ダライ・ラマが要求しているのはチベットの中国からの独立ではなく、高度の自治だと指摘。チベット自治区は1950年に中国人民解放軍が「解放」して以来、中国領になっている。
会談の中でダライ・ラマは、チベット仏教最高指導者としての自身の役割や、約50年前に亡命してからの活動などについてメルケル首相に語ったという。(c)AFP/Emsie Ferreira