【9月23日 AFP】(写真追加)連日反政府デモが続いているミャンマーで23日、同国最大の都市ヤンゴン(Yangon)中心部で僧侶と市民ら約2万人が大規模なデモを行った。

 同日午後1時半(0700GMT)ごろ、僧侶が先導する5000人の集団は、同国で最も重要とされる仏塔、シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)から別の仏塔、スーレ・パゴダ(Sule Pagoda)に向けて行進を始めた。

 同市で18日にデモが始まって以来初めて、僧侶らは国民にデモ行進への参加を呼びかけた。シュエダゴン・パゴダを出発して1時間もすると、集団は2万人に膨れ上がり、18日以来、最大規模のデモ行進となった。

 軍事政権による燃料費の大幅値上げは国民の生活に多大な影響を与えており、通勤のバス代も払えない人が大勢いるという。
 
 一連のデモは、軍事政権に対するデモとしては、過去20年近くで最も深刻なものとなった。

 一方、大僧院が数多くある第2の都市、マンダレー(Mandalay)のパヤジー(Payagyi)地区でも、約500人の僧侶が一斉に抗議デモを行った。(c)AFP