イランが新型長距離ミサイルを初公開
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【9月22日 AFP】核開発問題をめぐり欧米諸国との緊張が高まるなか、イランは22日、イラン・イラク戦争開戦を記念する恒例の軍事パレードを行い、新型長距離ミサイル「Ghadr-1」を初めて公開した。
パレードの公式解説によるとこの新型ミサイルの射程は1800キロで、イランが敵視しているイスラエルや中東の米軍基地も射程範囲内となる。
1980-88年のイラン・イラク戦争開戦を記念するこの軍事パレードには、このほかこれまでの長距離弾道ミサイル「シャハブ(Shahab)」シリーズも登場した。Ghadrはこの「シャハブ」を改良したものとみられ、西側の専門家が開発にあたったとされる。
これまでの公式発表では「シャハブ3」は射程2000キロとされていたが、パレードでは1300キロと紹介されていた。
パレードでは「米国に死を」「イスラエルに死を」のスローガンが繰り返された。事前に警告されていたとみえ、欧米諸国の駐在武官は、昨年に引き続きこのパレードへの参加を拒否した。
イランのウラン濃縮活動をめぐっては国際社会からの反発が高まっており、特に米国とイスラエルは軍事力の行使をも辞さないという姿勢を崩していない。
イラン側は先制攻撃の意図はないとしているが、侵略行為に対してはイラクおよびアフガニスタンの米軍基地やイスラエルに反撃するとしている。 (c)AFP/Stuart Williams
パレードの公式解説によるとこの新型ミサイルの射程は1800キロで、イランが敵視しているイスラエルや中東の米軍基地も射程範囲内となる。
1980-88年のイラン・イラク戦争開戦を記念するこの軍事パレードには、このほかこれまでの長距離弾道ミサイル「シャハブ(Shahab)」シリーズも登場した。Ghadrはこの「シャハブ」を改良したものとみられ、西側の専門家が開発にあたったとされる。
これまでの公式発表では「シャハブ3」は射程2000キロとされていたが、パレードでは1300キロと紹介されていた。
パレードでは「米国に死を」「イスラエルに死を」のスローガンが繰り返された。事前に警告されていたとみえ、欧米諸国の駐在武官は、昨年に引き続きこのパレードへの参加を拒否した。
イランのウラン濃縮活動をめぐっては国際社会からの反発が高まっており、特に米国とイスラエルは軍事力の行使をも辞さないという姿勢を崩していない。
イラン側は先制攻撃の意図はないとしているが、侵略行為に対してはイラクおよびアフガニスタンの米軍基地やイスラエルに反撃するとしている。 (c)AFP/Stuart Williams