議員暗殺事件が発生したレバノン、大統領を予定通り選出へ
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【9月21日 AFP】19日に反シリア派の議員が暗殺され混乱が続いているレバノンで20日、国会議員らが、実施の是非が問われていた大統領選挙の予定通りの実施を明言した。
アントワーヌ・ガネム(Antoine Ghanem)議員は19日、ベイルート(Beirut)郊外で車両爆弾により殺害された。レバノンでは今回の事件と同様に、シリア政府が関与していると見られる、著名な反シリア派の人物らに対する攻撃が頻発している。
今回の暗殺は、エミール・ラフード大統領の後継を選出する議会の開催を25日に控え、明確な警告として受け止められている。レバノンの政局は、欧米諸国から支持されている与党と親シリアの野党との間でこう着状態にある。
ナビハ・ベリ(Nabih Berri)国民議会議長は、国内の主要紙アンナハル(An-Nahar)に対し「大統領選の妨害という犯罪者の目的は達成させない。レバノンを脅かす陰謀があるが、それに屈せずわれわれ自身で主導権を求めていかなければならない」と語り、大統領選出のための議会開催を予定通り行うことを断言した。(c)AFP/Jocelyne Zablit
アントワーヌ・ガネム(Antoine Ghanem)議員は19日、ベイルート(Beirut)郊外で車両爆弾により殺害された。レバノンでは今回の事件と同様に、シリア政府が関与していると見られる、著名な反シリア派の人物らに対する攻撃が頻発している。
今回の暗殺は、エミール・ラフード大統領の後継を選出する議会の開催を25日に控え、明確な警告として受け止められている。レバノンの政局は、欧米諸国から支持されている与党と親シリアの野党との間でこう着状態にある。
ナビハ・ベリ(Nabih Berri)国民議会議長は、国内の主要紙アンナハル(An-Nahar)に対し「大統領選の妨害という犯罪者の目的は達成させない。レバノンを脅かす陰謀があるが、それに屈せずわれわれ自身で主導権を求めていかなければならない」と語り、大統領選出のための議会開催を予定通り行うことを断言した。(c)AFP/Jocelyne Zablit