【9月18日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は17日、イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領が前日提案した同大統領とジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の公開討論に応じない方針を示した。

 アフマディネジャド大統領は16日、イランのテレビ局の取材に対し「前年も提案した。ニューヨークに行くので、腰を落ち着けて議論しよう。ただし、密室での協議ではない。国際社会の疑問を解消するため、国連総会(United Nations General Assembly)で疑問点について協議することを提案する」と語り、国連総会に合わせてブッシュ大統領との公開討論を行うことを提案していた。

 だが、ダナ・ペリノ(Dana Perino)ホワイトハウス報道官は「(公開討論が)行われるとは思わない」と述べた。

 同報道官は、9月25日から10月3日までニューヨークで開催される会議に出席するため、米国務省がアフマディネジャド大統領にビザを発給したことを認めている。イランの核問題をめぐり、同国と米国および欧州の関係は悪化している。(c)AFP