【9月17日 AFP】ロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官は16日、「イラク駐留米軍部隊の規模は来年までに約10万人まで削減できるよう期待する」とした自身の発言を撤回した。

 13日にジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領がイラク駐留米軍の限定的削減を発表してから、米連邦議会はイラク政策をめぐって真っ二つに割れている。

 ゲーツ長官は当初、2008年末までにイラクに駐留する米軍兵士の数を現在の17万人から10万人に削減することを希望すると述べていたが、16日、テレビのニュース番組で、「わたしが言いたかったのは、(イラク駐留米軍のデビッド・)ペトレアス(David Petraeus)司令官が提案した兵力の削減ができるようになるだけでなく、その後のさらなる撤退も可能になるよう、イラク情勢が改善することを期待するということだ。つまり、すべては現場の状況次第だ」と語った。(c)AFP/Jitendra Joshi