国連加盟めぐり台湾で大規模な街頭行動
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【9月15日 AFP】(9月16日写真追加)台湾で15日、国連総会(UN General Assembly)を次週に控え、国連加盟を求める与野党主催の大規模な街頭行動が行われた。
与党・民主進歩党(Democratic Progressive Party、DPP)は南部の高雄(Kaohsiung)で「台湾」名義での国連加盟の是非を問う住民投票の実施を目指す集会を開いた。
午後4時に始まったデモ行進には、警察発表で3万人前後、主催者側の発表では30万人近くが集まった。最終的には50万人の参加を見込んでいる。
国連加盟をめぐる住民投票については中国と米国が改めて反対を表明しているが、台湾独立を掲げる陳水扁(Chen Shui-bian)総統は繰り返し実施に向けた決意を示してきた。
一方、野党・国民党(Kuomintang、KMT)は中部の台中(Taichung)で、総統候補の馬英九(Ma Ying-jeou)前党主席の主導により名義を問わない国連加盟を求める集会を開く。10万人の動員を見込んでいる。
国民党は、民進党案には反対姿勢を示しており、「中華民国」あるいは「台湾」どちらの名義で国連加盟を目指すべきかを問う住民投票の実施を提案している。
南部と中部での祭りのような雰囲気とは対照的に、台北(Taipei)の総統府(Presidential Office)前では住民投票に反対する人々が集まり、数十人が警官隊と衝突した。
台湾の友好国24か国のうち約15か国が国連総会に台湾の加盟申請案を提出している。18日から始まる国連総会で、この問題を協議するかを決定する。(c)AFP
与党・民主進歩党(Democratic Progressive Party、DPP)は南部の高雄(Kaohsiung)で「台湾」名義での国連加盟の是非を問う住民投票の実施を目指す集会を開いた。
午後4時に始まったデモ行進には、警察発表で3万人前後、主催者側の発表では30万人近くが集まった。最終的には50万人の参加を見込んでいる。
国連加盟をめぐる住民投票については中国と米国が改めて反対を表明しているが、台湾独立を掲げる陳水扁(Chen Shui-bian)総統は繰り返し実施に向けた決意を示してきた。
一方、野党・国民党(Kuomintang、KMT)は中部の台中(Taichung)で、総統候補の馬英九(Ma Ying-jeou)前党主席の主導により名義を問わない国連加盟を求める集会を開く。10万人の動員を見込んでいる。
国民党は、民進党案には反対姿勢を示しており、「中華民国」あるいは「台湾」どちらの名義で国連加盟を目指すべきかを問う住民投票の実施を提案している。
南部と中部での祭りのような雰囲気とは対照的に、台北(Taipei)の総統府(Presidential Office)前では住民投票に反対する人々が集まり、数十人が警官隊と衝突した。
台湾の友好国24か国のうち約15か国が国連総会に台湾の加盟申請案を提出している。18日から始まる国連総会で、この問題を協議するかを決定する。(c)AFP