【9月3日 AFP】アジア太平洋経済協力会議(Asia-Pacific Economic CooperationAPEC)の首脳会議開催を控えたオーストラリアのシドニーで、各国・地域の代表や報道陣が大挙して押し寄せることを期待した売春宿の経営者らが、大きなビジネスチャンスをつかもうと準備を進めている。地元メディアが3日に伝えた。

 ニュースとゴシップを掲載するウェブサイト「Crikey」によると、ある有名な売春宿は、さまざまな「お楽しみ」を提供する「The Presidential Platter(大統領のメニュー)」や、世界各国の女性を提供する「United Nations(国連)」ダブルといったサービスを用意しているという。

 税務当局の元会計検査官で、現在は合法的な売春産業ロビイストのChris Seage氏は、ここ2週間、シドニーの売春宿には海外から問い合わせの電話が相次いでいると話した。

 最も多いのは、APEC首脳会議の会期中、目立たずに売春宿を訪問できるかどうかという質問だといい、シドニーでも「最高クラス」の性産業従事者らは、顧客の増加を見越して、首脳会議開会の前日にあたる7日には勤務を行わない予定だという。(c)AFP