【8月30日 AFP】パキスタンのペルベズ・ムシャラフ（Pervez Musharraf）大統領が支持率低迷などから、亡命中のベナジル・ブット（Benazir Bhutto）元首相と政権運営における連携を模索している問題で、ブット氏が側が前提として陸軍参謀長を兼任するムシャラフ氏に求めていた軍職からの辞任について、ムシャラフ氏が合意した。ムシャラフ氏はまもなく権限分割案にも合意するとみられる。

　ムシャラフ大統領に近い閣僚が明らかにしたところによると、ブット元首相とムシャラフ大統領は、汚職容疑で国外追放されブット元首相が亡命生活を送っているロンドンで数日間にわたって協議を行い、大統領が軍参謀長を辞任することで合意したという。(c)AFP