ギュル外相、トルコ共和国初の親イスラム系大統領に
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【8月29日 AFP】(8月29日写真追加)トルコのやり直し大統領選挙で、議会は28日、アブドラ・ギュル(Abdullah Gul)外相(56)を大統領に選出した。この結果、ギュル外相は、世俗主義を掲げるトルコ共和国初のイスラム政党出身の大統領となった。
ギュル外相は、世俗主義派からの激しい反発を受けていたものの、定数550のうち339を獲得、当選に必要な過半数を大幅に超え大統領に選出された。外相の属するイスラム系の与党、公正発展党(AKP)は前週の第1回、2回投票では、当選に必要獲得数の3分の2を獲得することができなかった。
ギュル外相は、4月の大統領選にも出馬したが、軍の支持を受けた世俗主義強硬派の呼びかけで野党が大統領選をボイコットし、無効となっていた。
ギュル外相は、午後6時(日本時間29日午前0時)から議会で宣誓を行い、午後7時30分(日本時間29日午前1時30分)には、現職のアフメト・ネジデット・セぜル(Ahmet Necdet Sezer)大統領からの引き継ぎセレモニーを報道陣に非公開で行う。
AKPは自党のイスラム主義的な方針を否定しており、ギュル外相も、今後7年の任期中に最優先するのは国家と宗教の分離だと繰り返し公約している。(c)AFP/Hande Culpan
ギュル外相は、世俗主義派からの激しい反発を受けていたものの、定数550のうち339を獲得、当選に必要な過半数を大幅に超え大統領に選出された。外相の属するイスラム系の与党、公正発展党(AKP)は前週の第1回、2回投票では、当選に必要獲得数の3分の2を獲得することができなかった。
ギュル外相は、4月の大統領選にも出馬したが、軍の支持を受けた世俗主義強硬派の呼びかけで野党が大統領選をボイコットし、無効となっていた。
ギュル外相は、午後6時(日本時間29日午前0時)から議会で宣誓を行い、午後7時30分(日本時間29日午前1時30分)には、現職のアフメト・ネジデット・セぜル(Ahmet Necdet Sezer)大統領からの引き継ぎセレモニーを報道陣に非公開で行う。
AKPは自党のイスラム主義的な方針を否定しており、ギュル外相も、今後7年の任期中に最優先するのは国家と宗教の分離だと繰り返し公約している。(c)AFP/Hande Culpan