【8月28日 AFP】ミャンマーのバゴー(Bago)で27日、デモに参加した民主化を支持する活動家約50人が拘束された。前週燃料の大幅値上げに対する抗議活動が相次いだ同国では、軍事政権による抗議活動の取り締まりが実施されている。

 軍が45年にわたって圧制を続け、反政府活動に対して厳重な取り締まりが行われてきたミャンマーでは、勇敢な活動家らが相次いで抗議活動を行っている。

 目撃者が電話でAFPに語ったところによると、民主化を支持する活動家らはヤンゴン(Yangon)の北東75キロメートルのバゴーにある市場から沈黙したまま行進し、歩道で見ていた人々が拍手を送っていた。開始から30分ほどたったところで、デモの参加者全員が拘束され、尋問のため地元当局に連行されたという。

 抗議活動の指導者の1人、Kyaw Winさんによると、デモを見物していた約100人の集団が、連行される活動家を追いかけて、虐待が行われないよう確認していたこともあり、拘束された全員が2時間後に解放されたという。(c)AFP/Hla Hla Htay