【8月24日 AFP】学生と警官隊との衝突が暴動に発展しているバングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で24日、ダッカ大学(Dhaka University)の教授4人が暴動を扇動したとして治安部隊に身柄を拘束された。大学関係者が明らかにした。

 大学当局によると、身柄を拘束されたのは前学長、学部長2人および左派系教員の指導者の計4人。いずれも同日早朝、自宅にいたところを治安部隊に連行された。

 ダッカ大学の学長の話では、拘束された教員4人は学生の暴動を扇動した疑いがあるとの説明を治安当局関係者から受けたという。

 逮捕された教授らは、軍部やその支援を受ける選挙管理内閣を公然と批判していた。また、20日、ダッカ大学構内でサッカーに興じていた学生らを治安部隊が連行しようとしたことを契機に始まった学生による抗議運動にも参加していた。

 暴動では、これまでに通行人1人が死亡、数十人の負傷者が出ている。

 3日間続いた暴動を受け政府は22日、主要6都市を対象に外出禁止令を発令したが、24日、これを一時的に解除していた。(c)AFP