安倍首相がマレーシア首相と会談、経済協力や海賊問題、環境問題などで意見交換
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【8月24日 AFP】アジア3か国を訪問中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は24日、マレーシアのアブドラ・バダウィ(Abdullah Badawi)首相と会談し、両国間の経済関係の促進と、海賊行為が多発しているマラッカ海峡(Malacca Strait)の安全確保について意見を交わした。
安倍首相は昭恵(Akie Abe)夫人、外務省高官、財界代表団などを同行して23日午後、マレーシアに到着した。首相のマレーシア訪問は今回が初。祖父の岸信介(Nobusuke Kishi)元首相は50年前のマレーシア独立の際、同国を訪問している。
外務省筋によると、首相は「財界の意向も反映し、人材開発と経済関係の深化の必要性を強調」したほか、マラッカ海峡の海上交通路の安全確保を中心に、「テロとの戦い」についても意見交換をしたとみられる。
マラッカ海峡は世界有数の原油輸送路で、国際的に流通する原油の半分が同海峡を通るが、中でも日本は、原油輸入のほとんどを同海峡経由の航路で輸送している。
同海峡ではかねてから海賊行為が多発しており、今年6月にはマレーシア警察当局が、同海峡がテロの標的となる可能性について「脅威は深刻で可能性が高い」と警告するなど、懸念が高まっていた。
会談ではその他、ヤシ油を原料とするバイオディーゼル燃料の共同生産を日本がマレーシアに提案するなど、環境に配慮したエネルギー開発も議題になったとみられる。
安倍首相は、25日朝に帰国する予定。(c)AFP
安倍首相は昭恵(Akie Abe)夫人、外務省高官、財界代表団などを同行して23日午後、マレーシアに到着した。首相のマレーシア訪問は今回が初。祖父の岸信介(Nobusuke Kishi)元首相は50年前のマレーシア独立の際、同国を訪問している。
外務省筋によると、首相は「財界の意向も反映し、人材開発と経済関係の深化の必要性を強調」したほか、マラッカ海峡の海上交通路の安全確保を中心に、「テロとの戦い」についても意見交換をしたとみられる。
マラッカ海峡は世界有数の原油輸送路で、国際的に流通する原油の半分が同海峡を通るが、中でも日本は、原油輸入のほとんどを同海峡経由の航路で輸送している。
同海峡ではかねてから海賊行為が多発しており、今年6月にはマレーシア警察当局が、同海峡がテロの標的となる可能性について「脅威は深刻で可能性が高い」と警告するなど、懸念が高まっていた。
会談ではその他、ヤシ油を原料とするバイオディーゼル燃料の共同生産を日本がマレーシアに提案するなど、環境に配慮したエネルギー開発も議題になったとみられる。
安倍首相は、25日朝に帰国する予定。(c)AFP