【8月18日 AFP】ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は17日、1992年以来中止していた戦略爆撃機による定期的な長距離飛行訓練を再開すると発表した。訓練は18日にも再開されるという。

 ロシアはすでに北極近辺での訓練を開始しており、また前週にはロシアの戦闘機がグアムの米軍基地付近まで飛行するという事件があった。

 定期訓練再開についてショーン・マコーミック(Sean McCormack)米国務省報道官は、「興味深い」と述べるのみであった。 

 同日、上海協力機構(Shanghai Cooperation OrganisationSCO)を構成するロシア、中国及び中央アジアのカザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの各首脳は、ロシアのチェリャビンスク(Chelyabinsk)州で実施されていた大規模合同軍事演習を視察。「平和の使命2007(Peace Mission 2007)」と題されたこの演習には約6000人の兵力が動員され、17日に最終日を迎えた。欧米諸国に対して軍事的な結束を誇示したかたちとなった。(c)AFP