モンデール元副大統領、チェイニー副大統領を「著しい越権」と激しく批判
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【7月30日 AFP】ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領は著しい越権行為をしていると名指しで批判する記事をウォルター・モンデール(Walter Mondale)米元副大統領がワシントン・ポスト紙(Washington Post)に寄稿し、29日付けの同紙に掲載された。
1970年代後半にジミー・カーター(Jimmy Carter)政権で副大統領を務めたモンデール氏は、チェイニー副大統領は「2001年の9.11同時多発テロ以降の6年間、政策の立案から大統領に提出する政策の選別まで行っている」とし、チェイニー副大統領のこうした越権を許しているジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権は「常軌を逸している」と非難した。
モンデール氏は、「チェイニー副大統領は、政府での豊富な経験、枢要ポストに送り込んだ多くの友人、そして端倪すべからざる政治的手腕を駆使して大統領にもたらされる質問への答えを決定できるようになってきたが、それは彼が大統領への質問を決定できるようになったからにほかならない」と続けた。またテロ容疑者の処遇などチェイニー副大統領が推進する政策の多くは裁判で違憲の判断が下っていることを強調し、「極端な秘密主義」と「説明責任の認識の欠如」も槍玉にあげた。(c)AFP
1970年代後半にジミー・カーター(Jimmy Carter)政権で副大統領を務めたモンデール氏は、チェイニー副大統領は「2001年の9.11同時多発テロ以降の6年間、政策の立案から大統領に提出する政策の選別まで行っている」とし、チェイニー副大統領のこうした越権を許しているジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権は「常軌を逸している」と非難した。
モンデール氏は、「チェイニー副大統領は、政府での豊富な経験、枢要ポストに送り込んだ多くの友人、そして端倪すべからざる政治的手腕を駆使して大統領にもたらされる質問への答えを決定できるようになってきたが、それは彼が大統領への質問を決定できるようになったからにほかならない」と続けた。またテロ容疑者の処遇などチェイニー副大統領が推進する政策の多くは裁判で違憲の判断が下っていることを強調し、「極端な秘密主義」と「説明責任の認識の欠如」も槍玉にあげた。(c)AFP