南北将官級会談、海上における軍事境界線設定をめぐり決裂
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【7月26日 AFP】朝鮮半島南北境界線の板門店(パンムンジョム、Panmunjom)で、3日間の日程で行われていた南北将官級軍事会談は26日、懸案となっていた海上軍事境界線の設定をめぐり意見が対立、物別れに終わった。
北朝鮮側の代表を務める金英徹(キム・ヨンチョル、Kim Yong-Chol)中将名義は、朝鮮戦争(Korean War、1950-53)休戦後、当時の国連(UN)軍が黄海上に引いた北方限界線(Northern Limit Line、NLL)に代わる海上軍事境界線の設定協議を韓国側が回避したことは「違法」だと激しく非難、「このような実りのない交渉はこれ以上必要ないという結論に達した」と怒りを露わにした。北朝鮮はこれまでNLLを承認していない。
NLL付近では過去に船舶の衝突などにより、南北合わせ数十人が死亡している。北朝鮮側は韓国側の領海侵犯が両国間の緊張状態を引き起こしていると主張しているが、韓国側は根拠がないとしてこれを否定している。(c)AFP
北朝鮮側の代表を務める金英徹(キム・ヨンチョル、Kim Yong-Chol)中将名義は、朝鮮戦争(Korean War、1950-53)休戦後、当時の国連(UN)軍が黄海上に引いた北方限界線(Northern Limit Line、NLL)に代わる海上軍事境界線の設定協議を韓国側が回避したことは「違法」だと激しく非難、「このような実りのない交渉はこれ以上必要ないという結論に達した」と怒りを露わにした。北朝鮮はこれまでNLLを承認していない。
NLL付近では過去に船舶の衝突などにより、南北合わせ数十人が死亡している。北朝鮮側は韓国側の領海侵犯が両国間の緊張状態を引き起こしていると主張しているが、韓国側は根拠がないとしてこれを否定している。(c)AFP