EU、中国に製品の品質管理強化を要請
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【7月24日 AFP】欧州委員会(European Commissioner)のメグレナ・クネワ(Meglena Kuneva)委員(消費者保護担当)は23日、世界的に高まる中国製品に対する懸念の原因である有害製品について、より積極的な取り締まりを実施するよう、中国政府に要請した。
中国国家品質監督検査検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantin)の李長江(Li Changjiang)局長との会談に臨んだ後、クネワ委員は北京市内で記者会見を行い「中国国内の状況は改善しているが、まだ市場の改革と監視を強化する必要がある」と語った。
同委員は、消費者製品の「1%」でも危険なものがあれば「欧州と中国の消費者が危険にさらされる」とも述べている。
健康に害を与える中国製品の報告が相次ぎ、現在中国は貿易相手国から強い圧力を受けている。
クネワ委員は「中国製品の名声と品質を守るために一層の努力をするよう、政治、技術、人材など、ありとあらゆるレベルにおいて、中国政府に働きかけていく」と語った。
同委員はまた、中国政府に対して、EU域内で活用されている「RAPEXシステム」への参加度合いを高めるよう要請した。同システムの使用により、危険性を有する可能性がある製品に関する情報を国家間で迅速にやり取りすることが可能になるが、EU高官によると、中国政府がこれまで行ってきた同システムへの関与はわずかだという。
一方、李局長は「(中国製品の)安全性に対する懸念が海外で誇張されている」とする中国政府の主張を繰り返したものの、「中国は、輸出製品の品質を保証するために改善をはかる」と語り、安全でない製品の取り締まりや国際的な連携を強化するとの姿勢を明らかにした。(c)AFP
中国国家品質監督検査検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantin)の李長江(Li Changjiang)局長との会談に臨んだ後、クネワ委員は北京市内で記者会見を行い「中国国内の状況は改善しているが、まだ市場の改革と監視を強化する必要がある」と語った。
同委員は、消費者製品の「1%」でも危険なものがあれば「欧州と中国の消費者が危険にさらされる」とも述べている。
健康に害を与える中国製品の報告が相次ぎ、現在中国は貿易相手国から強い圧力を受けている。
クネワ委員は「中国製品の名声と品質を守るために一層の努力をするよう、政治、技術、人材など、ありとあらゆるレベルにおいて、中国政府に働きかけていく」と語った。
同委員はまた、中国政府に対して、EU域内で活用されている「RAPEXシステム」への参加度合いを高めるよう要請した。同システムの使用により、危険性を有する可能性がある製品に関する情報を国家間で迅速にやり取りすることが可能になるが、EU高官によると、中国政府がこれまで行ってきた同システムへの関与はわずかだという。
一方、李局長は「(中国製品の)安全性に対する懸念が海外で誇張されている」とする中国政府の主張を繰り返したものの、「中国は、輸出製品の品質を保証するために改善をはかる」と語り、安全でない製品の取り締まりや国際的な連携を強化するとの姿勢を明らかにした。(c)AFP