パキスタン最高裁長官の復職求める決定、大統領に痛手
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【7月21日 AFP】パキスタンの最高裁判所が20日、イフティカル・ムハンマド・チョードリー(Iftikhar Muhammad Chaudhry)最高裁長官の復職を命じる判断を示したことで、ペルペズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領は一層の窮地に立たされた。
ムシャラフ大統領は今年3月、自身の政策に批判的なチョードリー長官を職権乱用の罪で職務停止処分としていたが、最高裁は大統領の主張を退け、長官の復職を命じた。ムシャラフ大統領は8年間の任期中で最悪の痛手を受けた形。
パキスタン国内では、強行突入で幕を閉じたイスラム教急進派勢力による「赤いモスク(Red Mosque)」立てこもり事件関連とみられるテロ事件が前週から多発し、ムシャラフ政権に打撃を与えていた。20日には、北ワジリスタン(North Waziristan)の自爆テロで4人が死亡する事件が発生。同国内のテロ事件の犠牲者は、この1週間だけで200人以上に達している。(c)AFP
ムシャラフ大統領は今年3月、自身の政策に批判的なチョードリー長官を職権乱用の罪で職務停止処分としていたが、最高裁は大統領の主張を退け、長官の復職を命じた。ムシャラフ大統領は8年間の任期中で最悪の痛手を受けた形。
パキスタン国内では、強行突入で幕を閉じたイスラム教急進派勢力による「赤いモスク(Red Mosque)」立てこもり事件関連とみられるテロ事件が前週から多発し、ムシャラフ政権に打撃を与えていた。20日には、北ワジリスタン(North Waziristan)の自爆テロで4人が死亡する事件が発生。同国内のテロ事件の犠牲者は、この1週間だけで200人以上に達している。(c)AFP