【7月19日 AFP】米上院本会議は18日、イラク駐留米軍の撤退次期についての民主党提出の法案を審議・投票した。同法案自体を採決に持ち込むには賛成の60票以上が必要となっていたが、結果は52票と及ばず、事実上の廃案となった。

 同法案は、2008年4月までに駐留米軍のイラクからの撤退開始を義務付けるもので、17日から夜通しで審議された。共和党議員の中にはジョージW.ブッシュ(George W. Bush)大統領のイラク政策に異議を唱えるものも見られたが、結果的に少数派の共和党がイラクからの撤退時期の設定に対し、慎重姿勢を保つ形となった。(c)AFP