【6月26日 AFP】30日に迫った国民議会選挙を監視する「国連東ティモール統合支援団(UN Integrated Mission in Timor-LesteUNMIT)」のAtul Khare事務総長特別代表は26日、「投票は平和裏に行われるだろう」との見通しを示した。一方で、「今後数十年にわたり国際的支援が必要である」とも訴えた。

 今回の国民議会選挙では、約53万人の有権者が65人の議員を選ぶ。同国を独立に導いたシャナナ・グスマン(Xanana Gusmao)前大統領が立ち上げた新党「東ティモール再建国民会議(National Congress for the Reconstruction of East TimorCNRT)」と、与党東ティモール独立革命戦線(フレティリン、Fretilin)の接戦となることが予想される。

 しかし、東ティモール独立革命戦線は、4月と5月に少なくとも37人が死亡し、多数が家を失う暴動が起きて以来、求心力が低下している。

 国民議会選挙に先立ち実施された5月の大統領選挙では、ノーベル平和賞受賞者のジョゼ・ラモス・ホルタ(Jose Ramos Horta)前首相が大統領に選出されている。(c)AFP