EU首脳会議2日目、改定条約めぐり折衝続く
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【6月22日 AFP】ブリュッセル(Brussels)で2日目を迎えた欧州連合(European Union、EU)首脳会議は22日、欧州憲法の改正条約をめぐり交渉が依然として難航。議長国ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、打開策を模索しつつ、英国とポーランドの説得に当たっている。
メルケル首相は、各国首脳が妥協点を見つけるため「最善」を尽くしていると述べ、英国のトニー・ブレア(Tony Blair)首相とポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領と個別に会談し、説得に努めるつもりだと話した。
メルケル首相と次期議長国フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、カチンスキ大統領との会談で、投票方式の改正について妥協案を提示した。
ドイツとその支持国は、欧州憲法を時代に即したものに改正するために新条約が必要との考えだが、ポーランドは投票方式の改正に反対。英国は懐疑的で、チェコとオランダも懸念を示している。
メルケル首相は、2007年内に政府間協議で新条約を起草できるよう、今首脳会議中に大枠で合意に達したい考え。
2005年に欧州憲法がフランスとオランダで国民投票によって批准を否決されて以降、新しい基本条約が必要とされている。(c)AFP/Leigh Thomas
メルケル首相は、各国首脳が妥協点を見つけるため「最善」を尽くしていると述べ、英国のトニー・ブレア(Tony Blair)首相とポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領と個別に会談し、説得に努めるつもりだと話した。
メルケル首相と次期議長国フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、カチンスキ大統領との会談で、投票方式の改正について妥協案を提示した。
ドイツとその支持国は、欧州憲法を時代に即したものに改正するために新条約が必要との考えだが、ポーランドは投票方式の改正に反対。英国は懐疑的で、チェコとオランダも懸念を示している。
メルケル首相は、2007年内に政府間協議で新条約を起草できるよう、今首脳会議中に大枠で合意に達したい考え。
2005年に欧州憲法がフランスとオランダで国民投票によって批准を否決されて以降、新しい基本条約が必要とされている。(c)AFP/Leigh Thomas