【6月19日 AFP】北朝鮮が6か国協議の2月合意に基づき核施設の稼動停止・封印などの「初期段階措置」を履行した場合、米政府は新たに200万ドル(約2億4730万円)相当の人道支援を行う用意があるという。毎日新聞がワシントンD.C.(Washington D.C.)からの報道として19日夕刊で報じた。

 韓国は、北朝鮮が寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の原子炉を封印すれば重油5万トンを支援すると約束しているが、米国の緊急支援はこれとは別の追加的な措置となる。

 米政府当局者の話によると、米国も当初、エネルギー支援の一部として人道援助を予定していたが、韓国が単独でエネルギー支援を決めてしまったため、米国独自の支援を行うことになったという。

 米国の支援は、北朝鮮国内の病院に小型発電機を贈るなど人道目的で利用される予定で、同紙は「米国の2月合意への関与を示すことが目的だ」とする政府当局者の発言を引用している。(c)AFP