【6月18日 AFP】フランス・オランダの批准否決で発効できる見通しがなくなった「欧州憲法」に代わる新条約の草案について協議するため、ルクセンブルクで17日、欧州連合(EU)外相理事会が開かれたが、進展が見られないまま同日の協議を終了した。

 協議終了後、フランクワルター・シュタインマイヤー(Frank Walter Steinmeier)独外相は「議論は最終段階に来ている」と述べたが、21日に開幕するEU首脳会議までに解決策が見つかる「保証はない」との見解も示した。

 EU加盟国間で合意が得られれば2年前、欧州憲法の発効にめどが立たなくなって以来続く不安定な政治情勢に終止符が打たれる。

 しかし、3時間半にわたった17日の協議では、ポーランド、英国、チェコおよびオランダが、EU議長国ドイツの提案に対する反対姿勢を崩さなかった。(c)AFP/Lorne Cook